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いつもの夏の“特別”な日 [Column]

 夏になると「熱風ライブ」が観たくなる。

 「威風堂々」をバックに登場し、「ひとり咲き」へとつながるオープニング。続く、熱唱系。骨太なバンドサウンドに、重なる力強い歌声。まさに、熱い喉が衝き叫ぶ。

 後半の「魅惑」「棘」から「Love Affair」「南十字星」と続く、“歌い倒す”セットリストは、たまらない。

 チャゲアスの魅力は数あれど、何よりこの、歌で圧倒させる、ライブ後半の熱唱の畳み掛けこそ、その最たるものである。

 NOT AT ALLツアーなら「HOTEL」「higher ground」「YAH YAH YAH」、THE LIVEなら「YAH YAH YAH」から「なぜに君は帰らない」「港に潜んだ潜水艇」、DOUBLEなら「GUYS」「Sea of Gray」から「YAH YAH YAH」、さらには「can do now」までの流れ。アコースティックのalive in liveでも、「One Day」「higher ground」「RED HILL」の流れは圧巻である。

 ASKAソロでも同じような構成が組まれるが、やはりC&Aのライブは特別だ。

 今改めて観て、強くそう思う。


 8.25――。

 C&Aファンにとっては、特別な日だ。自分の誕生日のように、気になる記念日である。

 今年はASKAのブログが、テレビのワイドショー系番組でも取り上げられ、話題となった。内容の“おかしな”様子がクスリによる後遺症といったイメージと絡めて取り上げられているが、とりわけユーモアたっぷりの“ぶっ飛んだ”文章は、ASKAの元々のイメージからも乖離があり、面白おかしく捉えられているようだ。ファンにとっては、ライブのMCなどを通してよく知っている、“元々”のASKAの姿が垣間見られるのだが。つくづくマスメディアによって、作られていく人たちなんだなと思う。

 とはいえ、われわれも、彼らを知ったのは、マスメディアがきっかけだった。いろんなファンのなり方があろうが、「SAY YES」に始まる、いわゆる“全盛期”に彼らを知った者にとって、マスメディアの存在は大きく、一方的に否定することはできない。たとえ当時、歌番組でほとんど「SAY YES」が歌われなかった(出演じたい、ほぼしていなかった)事実があったとしても。

 彼らはマスメディアの時代の人たちだった。「アーティスト」や「ミュージシャン」と呼ばれながらも、やはり“芸能人”だった。以前も書いたが、だからこそ、あれだけの騒ぎになった。他のアーティストやミュージシャンと呼ばれる人たちと比べても、やはり“特別”だった。

 と同時に、彼らはいち早くインターネットを取り入れた人たちでもあった。来たるべきインターネット時代を先取りし、日本人アーティストの中でも、最も早い時期に公式ホームページを開設している。それもロンドンを発信拠点として。それまでにも数々の先駆的な活動をしてきた彼らならではの動きであるが、そのことがファン以外にはあまりにも知られていない状況は、過去の類例に等しく、彼ららしい。今思えば、もっと早くに活動のベースをネットに移していても良かったのかもしれない。

 結果として、ASKAは、ブログというかたちでインターネットにおいて“活動”を始め、それがテレビやスポーツ紙といったマスメディアによって注目されることになった。ネット時代にマスメディアの時代の人が、ネットのことでマスメディアに取り上げられる、とは何とも皮肉なことではある。

 いろんな批評がなされるだろうが、ここはひとつ静観し、推移を見守っておきたい。一ファンとして。


 特別な日に、特別なことをせず、今まで通りの“特別”な彼らに、いつものように熱いまなざしを向けるのが、いつもの“特別”なファンの姿。

 さて、今日はどのライブ映像を観て、熱くなろうか。


 熱風吹き荒れる酷暑の2016年夏

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